NISAは口座変更できる?金融機関変更のメリットデメリットやタイミングについて解説(新NISA以降後の10月時点での情報確認)

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「NISA口座の手数料を下げたいけど、どの金融機関がいいんだろう」
「気になる商品が今のNISA口座では買えないから他の金融機関に変更したいなぁ」

手数料や取扱商品を理由に、NISA口座を変更したいと考えている方もいるかもしれませんね。

この記事では、NISA口座を別の金融機関に変更する時のメリット・デメリットNISAで資産を運用したい方にオススメの証券会社について紹介します。

目次

NISAは1年に1回であれば口座変更・金融機関変更が可能

NISA口座の金融機関は、1年に1回だけ変更できます。

手続き期間や、変更する際の注意点があるため、事前に確認する必要があります。

また、金融機関の変更にはメリット・デメリットがあるため慎重に検討することが大切です。

まずはメリットを見ていきましょう。

NISAの口座変更や金融機関変更のメリット

NISA口座の金融機関を変更すると次のメリットがあります。

・手数料が安くなる
・選べる金融商品の幅が広がる
・自分に合った資産管理アプリが使える

3つのメリットについて、詳しく解説していきます。

取引手数料を下げられる

運用にかかる各種手数料は金融機関によって異なるため、変更先の金融機関で今よりも低コストな金融商品を取り扱っている場合は、取引手数料などを安くすることができます。

新NISAでは非課税期間が恒久化されたため、長期投資を見据えてNISA口座を開設した方も多いと思います。

長期的に考えると毎月のランニングコストを見直すことはとても大切ですよね。

手数料を少しでも抑えたい方は、他の金融機関の各手数料を調べて比較してみましょう。

選べる商品の幅が増える

NISAでは投資信託や株式などを購入できますが、取扱商品は金融機関ごとに異なるため、金融機関を変更することで、自分のニーズに合った商品を購入することができます。

銀行でNISA口座を契約した場合は証券会社に比べて選べる商品が限られているため、証券会社で取り扱っている商品の中に、より魅力的な商品がないか見てみましょう。

使いやすくなる

NISAで運用している商品の投資成績や運用残高を確認できるアプリは、証券会社によって異なります。

自分が使いやすい資産管理アプリで運用成果を日々チェックすると、資産形成も楽しくなりますよ。

各証券会社の公式ホームページにアプリの紹介もあるため、気になる方はぜひ見てみて下さいね。

また、「NISA口座」と「普段使いの銀行口座」を同じ金融機関にそろえることで、資金を移す手間が省けることもあります。

証券会社によっては預金の優遇金利が上がる提携銀行もあるため、よりおトクに資産形成をするために、取扱金融機関もチェックするのがオススメです。

NISAの口座変更や金融機関変更のデメリット

NISA口座の金融機関を変更する場合のデメリットは次の2つです。

・保有商品を新しいNISA口座に移せない
・変更前の金融機関と変更後の金融機関の両方で商品を管理する必要がある

デメリットについて、詳しく解説していきます。

保有商品を新しいNISAの口座に移管できない

変更前の金融機関で保有している投資信託や株式などの商品は、変更後の新しい金融機関に移すことができません。

売却しない場合は、変更前の金融機関で保有し続けられるものの、口座管理の手間がかかるので注意しましょう。

また、金融機関を変更した場合は、新たに商品を購入する必要があります。

変更前の金融機関と変更後の金融機関の両方で商品を管理する必要がある(追加)

金融機関を変更した場合、元のNISA口座で保有している資産はそのまま残すことができます。

しかし、売却のみの運用指示者(言い回し確認)となるため、新たに買付することはできません。

引き続き管理する必要はあるので注意が必要です。

NISAの口座変更におすすめの金融機関

NISA口座を開設できる証券会社のうち、SBI証券楽天証券を紹介します。

日常生活で利用しているクレジットカードやポイ活で貯めているポイントの種類によってメリットが異なるため、投資商品以外の視点でも証券会社を比較するのがオススメです。

早速見てみましょう。

SBI証券

出典:SBI証券

投資信託 取扱本数2,638本
つみたて投資枠 取扱本数193本
成長投資枠 外国株式9カ国
クレカ積立三井住友カードなど7種類
貯まるポイントVポイント
Pontaポイント
Tポイント
dポイント
PayPayポイント
JALマイレージ

参考:「新NISAならSBI証券」「新NISAの取扱商品について(SBI)」「外国株式(SBI)」「SBI証券よくあるご質問

SBI証券でNISA口座を開設すると、以下のメリットがあります。

・投資信託の取扱商品が豊富
・ 運用で貯めるポイントやマイレージが6種類から選べる

■投資信託の取扱商品が豊富

SBI証券は投資信託の商品ラインナップが豊富なため、幅広い商品の中から投資信託を選びたい方に向いています。

また、外国株の取扱銘柄数も多いため、外国株へ投資したいプロの投資家にも選ばれています。

■貯まるポイントやマイレージは6種類から選べる

SBI証券では投資信託の保有残高に応じて、Vポイント、Pontaポイント、Tポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルを貯めることができます。

資産運用でポイントが貯まるため、お得に買い物したい方やポイ活に熱心な方にもオススメの証券会社です。

SBI証券のNISAについては、下記にて詳しく紹介しています。

SBI証券 NISAの評判|運用するとどんなメリット・デメリットがあるのか?魅力を紹介 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

SBI証券 NISAの評判|運用するとどんなメリット・デメリットがあるのか?魅力を紹介 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

楽天証券

出典:楽天証券

投資信託 取扱本数2,564本
つみたて投資枠 取扱本数221本
成長投資枠 外国株式6カ国
クレカ積立楽天カード
貯まるポイント楽天ポイント

参考:「楽天証券投信スーパーサーチ」「楽天証券ニュース」「楽天証券取扱銘柄

楽天証券でNISA口座を開設すると、以下のようなメリットがあります。

・ 楽天ポイントが貯まりやすくなる
・ おすすめのマネー本が無料で読める

■楽天のサービスをよく使う

楽天カードをメインのクレジットカードにしている場合は、楽天証券がオススメです。

楽天証券のNISA口座を「楽天キャッシュ」で決済すると、クレジットカードと合わせてポイントの二重取りができます。

さらに、一定の条件を満たせば楽天市場でのお買い物時にポイント加算される特典もあるため、天経済圏の方は楽天証券のポイント制度をぜひチェックしてみて下さいね。

■楽天証券の口座開設でおすすめマネー本が無料で読める

楽天証券を開設すると、約400万冊の電子書籍を取り扱う「楽天kobo」のおすすめマネー本が無料で読めるほか、ベストセラーを20%オフで購入することができます。

運用しながら投資の勉強がしたい方は、ぜひ活用しましょう。

楽天証券のNISAについては、下記でも詳しく解説しているので合わせてご確認ください。

楽天証券NISAの評判|どんなメリットがあるのか?注意すべき点や申込方法を徹底解説 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

楽天証券NISAの評判|どんなメリットがあるのか?注意すべき点や申込方法を徹底解説 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

NISAの口座変更・金融機関変更の注意点

NISA口座を変更する際は、次の2つの注意点があります。

・NISA口座は複数持てない。1人1口座のみ
・NISA口座を変更できる期間は決まっている

NISA口座を変更する前に、注意点をよく確認しましょう。

NISA口座の開設は1人1口座まで

NISAは、すべての金融機関で1人1口座しか持つことができません。

複数の金融機関で申し込んだ場合は、手続きが1番早かった金融機関で開設されます。

NISA口座の開設には税務署の審査があるため、開設できなかった時は金融機関から「非課税口座開設承認不可理由通知書」が送付されます。

NISA口座は一度開設すると取り消しができないため、購入したい商品の有無や各手数料などをよく考えた上で開設して下さいね。

変更手続きのタイミングに注意

NISA口座の変更手続きのタイミングは、変更したい年の前年10月1日から変更したい年の9月30日までです

例えば、2025年に金融機関を変更したい場合は、2024年10月1日から2025年9月30日までに変更手続きをする必要があります。

その際、変更したい年に一度でも商品を購入すると、その年は変更できなくなるため注意が必要です。

終わりに|NISAの口座変更は計画的に手続きしよう

NISA口座の変更時は、メリット・デメリットを正しく理解することが大切です。

特に、NISAの「つみたて投資枠」の最大のメリットは、コツコツ長期投資で安定的に資産を増やせる点です。

頻繁に金融機関を変更すると、その恩恵を失うリスクもあります。

ただし、「管理のしやすさ」や「投資に慣れてきたから幅広い商品の中から株式や投資信託を選びたい」など自分にとってメリットがあると判断できる場合は、各金融機関のサービスや取扱商品、キャンペーンを比較して選ぶと良いでしょう。

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この記事を書いた人

お金に関する基本的な知識から貯金のコツ、資産形成まで幅広く伝えるメディア「@nextマガジン」の運営を行っています。ここにくれば、お金の悩みが解決できる「お金の広辞苑」を目指して日々記事を公開中です。本当にタメになる情報だけを厳選してお届けします。

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