生命保険の種類はいくつあるの?目的別で詳しく紹介(こちらを主に14764とまとめる)

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「子どもが生まれたら保険に入った方がいいのかな」「配偶者にもしものことがあった時のためにどの保険に入ればいいの?」。

テレビや広告で様ざまな保険商品が紹介されていると、保険に入った方がいいのか、自分にはどんな保険商品が合うのか分からなくなりますよね。

保険を選ぶ時の大切なポイントは、①〜④ を明確にすることです。
① 目的(医療費に備える or 死亡保障 or 介護に備える など)
② 誰のために(自分 or 家族)
③ 期間(いつまで加入して、何歳までに保険料を支払うか)
④ 保障内容(保険金がもらえる条件)

本コラムでは、「そもそも生命保険って必要なの?」「どの保険に入ればいいか分からない」という方に向けて、4種類の生命保険とメリット・デメリットを紹介します。

それぞれの特徴をふまえて、自分や家族にあう保険を見つけていきましょう!

目次

生命保険の種類

生命保険を目的別に大きく4つに分類すると、「死亡保険」「医療保険」「介護保険」「生存保険」に分けられます。

どの保険に入るべきか迷ったときは、誰のために、どのリスクに備えたいかを軸に決めるのがおススメです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

死亡保険

死亡保険は、被保険者(保険の対象となる人)が死亡した時に保険金を受け取ることができる保険商品です。

残された家族の生活資金や子どもの教育費などに備えることができます。

家庭がある場合、死亡保険で備える保険金額は子どもの年齢や人数によって大きく異なります。

自分や配偶者が死亡保険でいくら必要なのか迷った時は、保険加入者が亡くなった時に、残された家族にいくら生活資金や教育費を残さないといけないのかシミュレーションしてみましょう。

例えば、子どもが3歳の時に死亡保険に加入する場合は、子どもが20歳または大学卒業の22歳までは教育費や毎月の生活費に○○万円必要、そのうち貯金でカバーできる金額は○○万円、など書き出して整理するのがおすすめです。

そうすることで、保険で備えるべき金額が見えてきます。

医療保険

医療保険は、被保険者(保険の対象となる人)が病気・ケガで入院や手術をした時に給付金を受け取ることができる保険商品です。

保険会社や保険商品によって、入院した日数や手術の種類に合わせて受け取る金額が異なります。

また、がん保険や生活習慣病などに備えた特定疾病保険など、特定の病気に備えた保険商品もあります。

介護保険

介護保険は、被保険者(保険の対象となる人)が介護を必要とする状態になった時に給付金を受け取ることができる保険商品です。

保険会社や保険商品によって、まとまった保険金を受け取るか、生活保障に近い形で年金形式で受け取るのか異なります。

介護保険は、国の介護保険制度で定められた要支援・要介護の区分で保険金の支払い条件が決まっているケースと、保険会社の独自基準で支払われるケースがあります。

生存保険

生存保険は、被保険者(保険の対象となる人)が保険期間の満了後に生きているときに保険金・給付金を受け取ることができる保険商品で、個人年金保険や学資保険などがあります。

個人年金保険は老後の生活費などに使うことができる保険商品で、最近では保障と外貨建て運用がセットになった商品も増えてきています。

学資保険は、子どもの入学・進学に当たる15歳や18歳のタイミングで、まとまった保険金・給付金を受け取ることができる保険商品です。

学資保険は、月々の保険料と加入期間から解約返戻金をシミュレーションできる商品もあるため、気になる方は保険会社の公式サイトを探してみてくださいね。

死亡保険のメリット・デメリット

死亡保険には主に、「終身保険」「定期保険」「収入保障保険」があります。

どの商品を選んだらいいのかメリット・デメリットを比べてみましょう。

保険商品メリットデメリットこんな人におすすめ
終身保険・保障が一生続く
・貯蓄性がある
・保険料が定期保険よりも割高
・早期解約すると解約返戻金が少なくなる可能性がある
・一生涯、保障がほしい人
・保障も貯蓄もほしい人
定期保険・保険加入期間を選べる
・終身保険よりも保険料が割安
・解約返戻金がない・一定期間だけ大きな保障が欲しい人
収入保障保険・定期保険よりも保険料が割安・保険の更新ができないことがある
・まとまった保険金の準備には向かない
・子どもが独立するまでなど、一定期間のみ遺族にお金を残したい人

このくだりの内容が不足しているので再構築必要

メリット:定期保険より割安

終身保険は、定期保険や収入保障保険に比べると保険料が割高な商品です。

ただし、一生涯にわたって保障が続き、貯蓄性のメリットがあります。

万が一にも備えながら保険で貯蓄もしたい人におすすめの保険商品です。

定期保険より保険料が割安な死亡保険には、「収入保障保険」があります。

収入保障保険は、契約した保険期間の中で、保障(受け取れる保険金額)が年々減っていく保険です。

保険金を一括または分割で受け取ることができる点が特徴です。

収入保障保険は、毎月の保険料を節約しつつ、子どもが小さい間だけなど一定期間のみ手厚い保障を受けたい人におすすめの保険商品です。

デメリット:収入保障保険は契約の更新ができない

定期保険よりも保険料が割安な死亡保険として収入保障保険を紹介しましたが、収入保障保険は加入時に決めた保険期間が満了すると契約を更新をすることができません。

例えば、定期保険の場合は60歳で契約満期を迎えても本人が希望すれば保険の契約を更新し、最長80歳まで保険に加入することができます。

収入保障保険は更新できないため、小さい子どもがいる家庭で「子どもが大学卒業するまで」など一定期間のみ保障がほしい方向けの保険となります。

医療保険のメリット・デメリット

医療保険には、様ざまな病気やケガが保障対象となる「医療保険」のほか、「がん保険」や生活習慣病に備えた「特定疾病保険」があります。

それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。

保険商品メリットデメリットこんな人におすすめ
医療保険さまざまな病気・ケガに対して保障を受けられる保険会社によって、入院日数や手術の種類などで保障内容が変わる幅広い病気・ケガに対して保障を受けたい人
がん保険がんに対して手厚い保障が受けられるがん以外の病気は対象にならないがんに対して不安がある人
特定疾病保険生活習慣病など治療が長引く病気も保障の対象になるがん保険に比べると保険料が高くなる生活習慣病に対して不安がある人

メリット:病気に備えることができる

遺族のために保険金を残す死亡保険や、働けなくなった時に保障が受けられる介護保険と違い、医療保険は被保険者(保険の対象となる人)のさまざまな病気・ケガの医療費に備えるための保険です。

最近は、がん保険や生活習慣病に備える特定疾病保険など、特定の病気に特化した医療保険も人気が高まっています。

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性が65.5%、女性が51.2%と、2人に1人はがんになるという統計データもあります。(国立研究開発法人国立がん研究センターの2019年・2022年調査

生活習慣病に備えたい方は、オプションプラン(特約)で備えられる保険商品もありますので、気になる方は各社の医療保険商品を調べてみてくださいね。

デメリット:保険ごとに特徴が違う

医療保険に入る時は、対象となる病気・ケガの種類や、入院何日目から保障されるかなどの条件をよく調べましょう。

入院して治療を受けたので保険金が降りると思ったら、保険金を受け取れる条件の入院日数に足りなかったため入院給付金が受け取れなかったというケースもあります。

がん保険は、がんと診断された時に一時金を受け取れたり、入院せずに通院治療だけで保障が受けられる、抗がん剤治療や放射線治療でも保険金が下りるなど、多様な保障内容があるため、各社の商品を比較することも大切です。

介護保険のメリット・デメリット

介護保険には、要支援も保障対象になる「介護保険」のほか、「身体障がい保障保険」や「就業不能保険」があります。

それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。

保険商品メリットデメリットこんな人におすすめ
介護保険要支援・要介護状態になった時に、国の介護保障ではカバーできない費用に備えられる保障を受ける条件が厳しい要支援・要介護状態に備えたい人
身体障がい保障保険身体障がいになった時に、国の介護保障ではカバーできない費用に備えられる保障を受ける条件が厳しい身体障がいに備えたい人
就業不能保険働けず収入が得られない時に、国の介護保障ではカバーできない費用に備えられる働けない状態になってから一定期間経たないと保障を受けられないなどの条件がある働けなくなった時の生活費が不安な人

メリット:公的保障で補えない部分をカバーできる

介護保険に加入するメリットは、国の介護保険制度だけでは足りない介護費用を保険でカバーできる点です

国の介護保険で支給される金額は、要支援1〜要介護5の介護の度合いによって異なります。

訪問介護や介護用品のレンタル、ケアプラン(介護サービス計画書)の作成などに充てることができますが、施設利用時の食費や日常生活費など自己負担しないといけないものもあります。

国からもらえる支給金だけでは充実した介護サービスが受けられない時に、介護保険で費用をカバーできたら助かりますよね。

デメリット:保障を受ける条件が厳しい

介護保険のデメリットは、保障を受けられる基準が厳しい点です。

要支援・要介護の程度によって保険金を受け取れるかが決まります。

また、就業不能保険では、働けない状態になって一定期間が経過しないと保障を受けられないというデメリットもあります。

生存保険のメリット・デメリット

生存保険には、「個人年金保険」や「学資保険」があります。

それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。

保険商品メリットデメリットこんな人におすすめ
個人年金保険・年金を補填できる
・個人年金保険料を控除できる
途中で解約すると、解約返戻金が支払い済みの保険料の総額よりも少ないケースがある個人年金保険料控除を活用しながら、老後の年金生活に備えたい人
学資保険子どもの入学・進学のタイミングでまとまった学費を準備できる通常の貯金とは別に、確実に学費を積み立てて準備したい人

控除の対象

生存保険には、契約内容によって「一般生命保険料控除」「介護保険料控除」「個人年金保険料控除」の3つの控除制度があります。

生存保険の中でも個人年金保険は「個人年金保険料控除」を活用することができます。

支払った保険料の全額または一部分を所得から差し引くことができるため、住民税や所得税を軽減することができます。

節税しながら老後の生活費を保険で備えたい方におすすめの保険商品です。

目的にあった保険を探してみよう

「色な種類があってどの保険に入ったらいいか分からない」と悩む方はたくさんいます。

保険会社によっても様ざまな保険商品があるため、自分にどの商品があっているのか分からなくなりますよね。

どの保険に入ったらいいか困った時は、万が一の時に残された家族のための「死亡保険」、病気・ケガ時の医療費に備える「医療保険」、介護に備える「介護保険」、教育費や老後資金に備える「生存保険」の中から、どの目的・リスクに備えたいのか家族と話し合うのがおすすめです。

生命保険は自分や家族が病気・ケガになっても経済的に困らないようにするための保険です。

気になる保険商品はパンフレットを取り寄せて条件をチェックしてみましょう。

生命保険は病気になってからでも加入できる?保険の種類やおすすめできる人を紹介 | @nextマガジン

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この記事を書いた人

お金に関する基本的な知識から貯金のコツ、資産形成まで幅広く伝えるメディア「@nextマガジン」の運営を行っています。ここにくれば、お金の悩みが解決できる「お金の広辞苑」を目指して日々記事を公開中です。本当にタメになる情報だけを厳選してお届けします。

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